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憎悪 憎しみ 計略 そして・・・

カヤたちは敵国に順調に進軍して行った。
そして広い草原に出る。そうどこまでも続く広い草原に。
カヤ「やな場所ですわね。」
突然クーヤが言う。
クーヤ「進軍停止。」
レイフォル「どうしたんですかい?」
クーヤ「偵察からの報告は?」
ラグール「いえ、未だ」
クーヤ「カヤもやっぱりそう思うか。」
カヤ「そうですわね。見渡す限りの草原。隠れる場所も、利用できるものも何もない。・・・相手からしてみれば、ここで仕掛けるのが妥当ですわね。」
クーヤ「・・・・ふふ、それがどうした・・・仕掛けられたら、蹴散らせばいいだけだ。」
一同が凍りつく。
クーヤ(私は何をしている。気を静めろ)

クーヤ「全軍に伝達。反転、後退を」

兵士「報告!!!!敵兵捕捉、包囲されています!」

クーヤ「クッ、遅かったか。方円陣を!」

ベル「聖上!あれをっ!」

クーヤ「あの男は・・・・」
その視線の先には、騎馬乗ったデイスラン王メンツェルがまがまがしいオーラを放っていた。
メンツェル「再び交えることになるとわなっ!」
クーヤ「?」
メンツェル「あれでだけのことをしておいて、忘れたとはいわせんぞ!裏切り者よ!!」
クーヤ「な!?」
メンツェル「その罪、死をもって償え!!」
いっせいに迫ってくる敵。

クーヤがメンツェルの一撃を受け止める。
クーヤ「裏切り者とはどういう意味だ!」
メンテェル「とぼけるでないわっ!忘れたとは言わせぬ!」
割ってはいるベル。
ベル「聖上!お怪我は?」
クーヤ「いや大丈夫だ。」
兵士「やぁぁぁ!!!」
クーヤの後方から迫る兵士。
兵士「グッフゥ・・・」
カヤの一撃が兵士を遅い肉片になる。
クーヤ「レイフォル!ロイ!ラグール!そのまま部隊で戦線を維持!残りで、大将をねらう!」
一同「ッハ!」
続く戦闘、飛び散る鮮血。
ベル「ハァッ!」
ベルが走り抜けるその後を追うようにカヤ、クーヤが後を追う。
メンツェル「悪漢クーヤよ!そのつみ味わうがいい!」
そういうとメンツェルの槍が輝きだす。そうかれは雷神であった。放電が始まり、カヤたちに稲妻が襲い掛かる。
カヤ「ック!」
それをかろうじてよけ襲い掛かるカヤ。
カヤ「ハァッ!」
メンツェルはそれを受け止めるが、カヤの力に押され騎馬からとばされる。
メンツェル「グッ、おのれ!」
クーヤ「なぜ、何の関係のないものたちをまきこんだっ!」
メンツェル「お前が王なら国民全てに罪がある!」

そのとき・・・・
スパン!!!矢が迫る!
ベル「ッハ!」
その矢を叩き落すベル
クーヤ「な・・・なんだ!」

メンツェル「おお、来てくれたか!」

?「それがの名はツバメ。義によりメンツェル殿に助太刀いたす。」
そう、羽のようなミミに長い髪を後ろで縛っている剣士がいた。
ラグール「レイメニ族!!」
レイメニ族とはこの世界でもっとも武に優れ正義に忠実な一族のこと。
ツバメ「メンツェル殿はお下がりください。某が引き受けます。悪漢クーヤよ、レイメニの何おいて・・・・・斬る!!!」
そして迫るツバメ。刃先が目の前を横切る。
クーヤ「っく!」
かろうじてそれを避ける。
その後ツバメは周りの兵士に次々に切りかかる。
兵士「うぁっ!」
倒れる兵士。いく人も、そう・・・まるでその光景は武神ともいえるほどだった。
それに切りかかるベルとカヤ。
ツバメ「ック!」
その前にライラが出る。
ツバメ「っ!!!貴様こんな子供を盾にするか!!」
ライラ「おとう~さん悪くないよ」
ツバメ「・・・・?」
ライラ「どうしていぢめるの?」
ツバメ「何を・・・・」
クーヤ「何をしている下がるんだ!」
そして閃光が走り。ツバメが消える。
ラグール「敵撤退!」
クーヤ「被害報告を!部隊を建て直し撤退する。」

そして草原の戦は終わった。





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